目次 / Contents
Part 3 — 2色以上の色の選び方・組み合わせ方
色の関係性で選ぶ — 類似色 vs 補色
迷ったらこれ — 60・30・10 の法則
同系色でまとめる — トーンを揃える
よくある配色の失敗
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Part 3
2色以上の色の選び方・組み合わせ方
色の関係性で選ぶ — 類似色 vs 補色
複数の色を組み合わせるとき、色相環(虹のような円形の色の配置)を参考にすると選びやすくなります。大きく分けると「近い色を使う」か「反対の色を使う」かの2方向です。
類似色(アナロガス)
色相環で隣り合う色。まとまり感があり落ち着いた印象に。
補色(コンプリメンタリー)
正反対の色。強いコントラストでメリハリが生まれる。
トライアド(3色)
色相環で等間隔の3色。バランスよく個性的な配色に。
💡 ポイント
補色を使うとき、双方の彩度が同じだと「ちらつき」が起きて見づらくなることがあります。どちらか一方の彩度を落として「くすませる」と、ぐっと洗練された印象になります。
迷ったらこれ — 60・30・10 の法則
インテリアデザイン発祥のこのルールは、紙面デザインにもそのまま活用できます。60%をベースカラー・30%をアソートカラー・10%をアクセントカラーに割り当てるだけで、自然に整ったバランスになります。
60% ベース(落ち着いた色)
30% アソート(主役の色)
10% アクセント(引き締め)
✗ NG — 均等配分
3色を33:33:33で使うと、どれも主役になれずうるさく感じる。
✓ OK — 60:30:10
面積差をつけることでメリハリが生まれ、アクセントカラーが映える。
同系色でまとめる — トーンを揃える
異なる色でも「明るさ(明度)」と「鮮やかさ(彩度)」が近い色を「トーン」といいます。色相が違ってもトーンを揃えるだけで自然にまとまって見えます。複数の情報を扱うチラシや冊子で特に有効な手法です。
ダルトーン彩度を抑えた落ち着きのある組み合わせ。大人っぽい印象に。
ライトトーン明度を高く揃えた明るくポップな印象。キッズや女性向けに。
ビビッドトーン鮮やかさを最大に。セール告知やイベントで目を引く配色。
よくある配色の失敗
気をつけないと陥りがちな配色のNGパターンをまとめます。
✗ 色を使いすぎる
5色・6色と増やすほど、情報の優先順位が伝わりにくくなります。紙面の主要色は2〜3色が基本です。
✗ 同彩度・同明度の補色
赤×緑など補色でも明度・彩度が同じだと視認性が下がります。どちらかを暗く/明るくすることが必要です。
✅ 配色チェックリスト
・主要色を2〜3色に絞っているか
・60:30:10など面積バランスを意識しているか
・文字と背景に十分なコントラストがあるか
・用紙の白さや質感との相性を確認しているか
・CMYKで画面上の色と印刷色の差を確認しているか